| 持久戦を制し3勝目! |
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1月19日、ジャパンラグビートップリーグ第11節。昨年10月末から始まった全13節のリーグ戦も残すところ3節となった。
上位チームは上位4チームで争われるプレーオフトーナメント・マイクロソフトカップ出場に向けて順位争いを繰り広げる。
下位7チームは自動降格(13位14位)・入替戦(11位12位)を回避するための順位争いを繰り広げる。残り3節全21試合のうち8位以下同士の直接対決が7試合。この7試合の結果で下位グループの順位は決まる。今年も最後の最後までハラハラドキドキの展開となった。
今日試合後には今季二回目となる選手とサポーターとの懇親会が開催される。前回の懇親会は秩父宮ラグビー場で初勝利をあげたサニックス戦。勝敗の如何にかかわらず開催される懇親会はある意味残酷。是非とも勝利を祝える懇親会として欲しい。BBBと三菱重工相模原ダイナボアーズ(以下、ダイナボアーズ)戦は下位グループ直接対決7試合のうちの1試合。
BBBは第10節が終了し11位(勝点14)。以下は12位九州電力(勝点12)・13位リコー(勝点11)・14位ダイナボアーズ(勝点3)と僅差の状態。BBBがトップリーグ残留の可能性を次節以降に残すためには、ダイナボアーズから勝点5をあげての勝利が最低条件。負ければ自動降格の確率がぐっと高まる。
ダイナボアーズは今季トップリーグに初昇格するも手荒い祝福を受け過去10戦を全敗。今日の初勝利で自動降格圏内から脱出するための足場を築きたいところ。木曜日に発表されたスターティングメンバーを見る限り、ダイナボアーズはFW戦でボール支配率を高めて活路を見出す作戦に出たと見えた。
東京地方は最高気温7℃。底冷えする秩父宮ラグビー場にはBBBの選手達を後押しすべく大切なお客様をはじめ数多くのBBBサポーターが応援に駆けつけてくれた。ダイナボアーズも相模原市民招待デーとし、市長をはじめ地域をあげての緑色の大応援団を擁して選手達に勇気を与える。大歓声の中、BBBがエスコートキッズとともに高主将先頭にグラウンドに登場。いよいよ戦いが始まる。期待と寒さに身震いしてきた。 |
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12時、ダイナボアーズのキックオフで試合開始。
BBBは高主将の長いタッチキックで一瞬で敵陣に入る。相手ボールのラインアウトもFWのプレッシャーでマイボールとしBKに展開。No.8ロトゥがラインに絡みクラッシュするとラックから素早く二次攻撃を仕掛ける。高主将がゴール前にショートパント。そのボールを両チームの選手が追う。
一瞬の差でダイナボアーズ選手がキャッチするもBBB選手のプレッシャーを受け自らインゴールからタッチラインの外へとボールを持ち出した。これで敵陣ゴール前5mでのBBBボールスクラム。右中間のスクラムからロトゥが左にサイド攻撃を仕掛けゴール前に迫る。ダイナボアーズも必死のディフェンス。
ロトゥがラックを形成、素早く左にライン攻撃。BBBは人数が余っているもボールが手につかず最初のチャンスを逃がす。開始2分の先制攻撃は惜しくも失敗に終わった。
今度はダイナボアーズが一気にBBB陣へと攻め入る。BKがワイドにパスを展開してラックからの早い球出しでの連続攻撃。HO安江が相手ボールをジャッカルして凌ぐ。
安江の豊富な運動量と突破は今日も健在。随所で素晴らしいパフォーマンスを見せ付ける。安江のプレーから高主将が小休止となるタッチキックを蹴りだすも、ダイナボアーズは自陣10m付近ラインアウトから左ラインに攻撃。
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ダイナボアーズが一次攻撃でBBBディフェンス網を突破。BBB陣に攻め入る。自陣22m付近でラックを形成し左WTBが左タッチライン沿いでラストパスを受ける。1人抜け出した相手WTBにBBBディフェンスはFB高主将1人。間合いのある1対1の絶体絶命ピンチ。高主将がまさに最後の砦となりゴール前数10cmで食い止めた。
そのポイントに両チームが素早く集散。トライに飢えた猪は更に縦に縦に突進を試みる。BBBも低いタックルで凌ぐ。ゴール前、数10cmの攻防。ダイナボアーズがラックからモールにしようしたのか、一瞬地面から浮いたボールをインゴールに足がかかる位置からロトゥが奪取。何とか5mラインまで持ち出した。ノックオンとなり、ダイナボアーズボールのスクラムから試合が再開される。ダイナボアーズはここで手痛い反則。
BBBのペナルティキックでチャンスは途絶えたかに思えた矢先、タッチを狙ったキックはタッチラインを割らず、ダイナボアーズにまたもや攻撃のチャンスが渡る。ワイドに仕掛けて再びBBBのゴール前に迫る。
そのチャンスにダイナボアーズはまたもや痛恨の反則。BBBボールのペナルティへとかわる。高主将が確実にタッチキックを蹴りだして一呼吸置いて形勢を立て直した。
開始早々BBBがいきなりのトライチャンスを逃した後に約10分間続いたダイナボアーズの執拗な攻撃をBBBが何とか防ぎきった瞬間であった。この攻防の最中FL神白が痛みFL大島が登場。17分BBBが久々に敵陣ゴール前に迫る。相手が反則。左中間の位置、何を仕掛けるのか。高主将はスクラムを選択。少し右に回ったスクラムからロトゥがサイド攻撃。
ラックからすばやく左にボールを回す。SO加瀬とWTB勝俣と相手ディフェンスは2対2。加瀬から勝俣に放たれたコンマ何秒の間に勝俣は相手ディフェンスを数10cmずらして自らスペースを作ってのキャッチ。
まともにパスを受けていればどんぴしゃのタックルを喰らっていたところを、巧みな技術で抜き去りそのまま左中間にボールを持ち込んだ。この先制トライに引き続き、畳み掛けたのはBBB。
19分リスタートのボールをFW/BKが一体となったモールで前進させ、右スペースに上がった高主将が自陣10m付近からショートパント。ハーフウェイラインを少し超えたあたりでバウンドしたボールを大島がキャッチ。苦しい時期も前向きに練習に取り組み準備を続けた成果か。
昨シーズンと比較しても明らかに絞り込まれた身体を揺らして快走。機関車の如く相手ゴールまで約50m近くを走り抜けて本人もびっくりのトライを右中間に奪う。この少し難しい角度のコンバージョンキックはSH山中がきっちり決めて12対0。ようやくBBBサポーターもほっと一息ついての観戦になった。 |
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24分には3次攻撃から左に展開。
高主将が得意のステップで仕掛ける。高主将の左についた勝俣が高の内側にクロスで入るフェイント。
その動きで相手ディフェンスにギャップが出来たところを高主将が衝いてゴール真ん中にトライ。ゴールキックも山中が決めて19対0。ボールを持たずとも味方のスペースを作った勝俣のアシストと高主将の走力が光ったトライであった。
28分にダイナボアーズにトライを返され19対5の14点差。これで2トライ2ゴール差。点差を広げたいBBBは32分34分とペナルティゴールを狙うが失敗。
ダイナボアーズのゴール前とハーフウェイライン辺りを行ったり来たりの時間が続くが、印象的だったのは敵陣ゴール前で見せたPR田辺のキックチャージ。第一列の田辺・安江・山口はスクラムにモール&ラックに身体を張って動き続け、己を緩めることなくボールに絡み続ける。
36分、FW陣の地道な働きにBK陣も応える。高主将が鋭いステップで相手ディフェンスを突破。最後はCTB徳永にパスが繋がり開始早々のミスを消すトライを奪う。
24対5と点差を広げるも前半終了間際の38分に再びダイナボアーズにトライを奪われてしまい前半は24対12で終了。
2トライ1ゴール差の安全圏とは言えない点差で後半を迎えることとなった。ハーフタイムにはキッズチア・ポピンズがBBBを激励。可愛いダンスパフォーマンスと可愛い声援が秩父宮ラグビー場を包み込んだ。 |
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12時50分、BBBのキックオフで後半開始。
前半終了間際の36分からCTB阪元にかわり大松がBK陣の長老が満を持しての登場。気合いが入りすぎて空回りしてしまった過去を冗談ぽく語ることもあったが、徳永との両CTBコンビで攻守ともにクラッシュの最前線で身体を張り、今日の試合を引き締めた。先制点が欲しいのは両チームともに同じ。ダイナボアーズに先取点を与えればBBBとの点差は一気に射程圏内に縮まり勢いに乗ってくる。そして勝敗はわからなくなる。
試合が動いたのは試合時間残り13分となった27分。
自陣10mラインあたりからの相手ライン攻撃を食い止めるとロトゥが相手ボールを奪う。
そこから加瀬・高主将・大松と繋ぎ、その大松が相手ディフェンスを2人を引き付けてWTB道廣にラストパス。道廣の前にはまだ相手ディフェンスが3人いるも、ショートパントを相手選手の裏に上げて前進。
2バウンド目に自らキャッチするとそのまま相手ゴール中央に持ち込み後半の先制となるトライ。山中がゴールキックも決めて12点差を19点差へと広げた。じりじりとした時間が続いていた中での会心のトライにBBBサポーターは立ち上がってのオベーション。
33分にはFW/BKが一体となったボール繋ぎで相手陣で連続攻撃。PR山口のフォローからポイントを作り、加瀬からLO佐藤、ロトゥに繋ぎ、最後は徳永が相手ディフェンスの間を抜けてど真ん中にトライ。山中がゴールキックもきっちり決めて38対12とリードを広げた。その直後に相手SHに一気に走り抜けられてトライを奪われるも38対12。ほぼ勝利を確実なものとした。残り時間は数分。BBBは相手ゴール前でプレッシャーをかけ続ける。
相手バックスの苦し紛れのパス回しも田辺がタックルをぶちかましボールもろとも相手選手をインゴールに押し込んだ。その後の敵陣ゴール前5mからのマイボールスクラムからロトゥがサイド攻撃を仕掛け相手選手のタックルを吹き飛ばし前進。左中間にダメ押しのトライ。試合終了のホーンが鳴り響く中、山中が慌てずコンバージョンキック。
きっちりと最後を締めくくって45対17で勝利をあげた。勝点もMAXの5点を獲得。きっちりと結果を出してくれた選手達にスタンドからは激励の拍手と歓声がいつまでも続いた。 |
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11節の下位グループ同士のもう1試合サニックス対九州電力の九州対決は想定通り九州電力が勝利。これで下位グループの順位は益々混沌としてきた。8位(勝点19)IBM・9位(勝点19)コーラ・10位(勝点19)サニックス・11位(勝点17)クボタ・12位(勝点16)九州電力・13位(勝点11)リコー・14位(勝点3)三菱重工と、僅差の中にひしめき合う。
次節、BBBは11位クボタとの対戦。12位九州電力は13位リコーとの対戦。上位も盛り上がっているが下位グループも目が離せない。最終節は、BBBは神戸製鋼戦。そして、コーラ対三菱重工・サニックス対リコー・クボタ対九州電力の下位グループの直接対決が3試合。順位決定を締めくくる。
BBBは残り2試合で更に勝点を稼ぐことがトップリーグ残留へとつながる。
試合後のBBBサポーターと選手達との懇親会はありがたいことに大盛況。グラウンドで見せる選手達の闘争心の塊の姿とは全く違う、柔らかな眼差しと各選手のマイクパフォーマンスに会場は終始和やかな雰囲気の中で歓談が続いた。最後は高主将自らの一本締めで会場は一つになった。サポーターの想いを胸に次節、大きな勝利を掴む。 |
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