| トヨタに惜敗するも、引き分けに等しい勝点2を獲得 |
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ジャパンラグビートップリーグ2007-2008第三節。
BBBは今シーズン初の遠征試合となる名古屋・瑞穂公園ラグビー場でのトヨタ自動車ヴェルブリッツとの戦い。 対戦相手トヨタは開幕戦こそヤマハに僅差で敗れたものの、前節の三菱重工相模原戦は59対10と大勝。BBB戦に向けては、前節の前半を5点差ビハインドの結果を反省して選手とスタッフが危機感を持って練習に取り組んできたと聞く。
試合開始2時間前の正午に開場。
東海地域の社員やご家族の方々はもちろんのこと、関東等遠方からも大勢のBBBファンが応援に足を運んでいただいた。スタンドに集まったBBBファンの期待は、強豪相手といえども前節サントリー戦でも評価された接点の激しさを全面に押し出した熱いプレー。そのきっかけを作ってくれるかFWはPR安江とFL須田が今期初スタメン。ともに前節も途中出場してポテンシャルは実証済み。BKは前節とかわらぬ布陣。FWのリザーブには神白が加わりチームに新しい風を吹き込もうと満を持して出番を待つ。
14時過ぎにBBBのキックオフで試合開始。
最初に見せ場を作ったのはBBB。自陣ゴール前で相手大型FWが執拗にサイドを突いてトライを狙ってくる。執拗な攻撃にもBBBは執拗な激しいタックルの連続で跳ね返す。ゴールを割らせないディフェンスに穴は無い。攻めあぐねたトヨタはBKにボールを回す。BBBのBKラインの裏に一か八かのトライを狙ってボールを蹴り込む。カバーディフェンスに入っていたSH山中がそのボールをキャッチして前進。一気に敵陣に入り込むキックを放ち逆襲。
ピンチを脱し敵陣に入り込むと今度は敵陣でBBBの攻撃が続く。SO加瀬がWTB勝俣へのキックパス。キャッチしていればそのまま先制トライを奪えたかに思えたが惜しくもボールは手からすり抜けチャンスを逃がすも、9分にSO加瀬がドロップゴールを決めてBBBが3点を先制した。 |
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トヨタも気合いを入れ直す。
FW陣から供給されるボールをSO廣瀬は余裕を持って攻撃を組み立てる。特に相手CTB陣の縦攻撃は切れ味鋭くBBBディフェンスラインを突破しにかかる。
15分にトヨタFWの強引な縦攻撃でトライを許すと、その後も立て続けにトライを奪われる。いつの間にか3対19。33分にはペナルティゴールも決められ3対22。じりじりと差が開かれていく嫌な試合展開となった。
BBBは38分にペナルティゴールをSH山中が決めて6対22とするも、終了間際にこの日4本目のトライを奪われて6対29で前半を終了した。過去2試合あれ程苦労していたラインアウトはLO伊藤、佐藤を中心に修正され何度か攻撃の起点となった。4トライを許すもラックサイドのディフェンスやBK陣のマンツーマンのディフェンスは今日も固くて鋭い。後半に向けて更なる奮起を期待した。 |
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14時53分トヨタのキックオフで後半開始。
先制したのはBBB。自陣から繋いだボールを敵陣20m付近からWTB勝俣が縦に蹴り込む。相手右隅ゴールラインに転がり込んだボールを押さえたのはWTB勝俣。相手選手と競り合いながらほんの一瞬先にボールを押さえ込む自作自演の綺麗なトライ。11対29と少し点差を詰める。
15分にはFL神白が投入された。線は細いが188pの長身と卓越した身体能力を生かした切れ味鋭いプレーがトレードマーク。親譲りの東洋の魔女的なプレーを期待する。攻め込まれるも逆襲を続けるBBB。17分SO加瀬がトヨタディフェンスの裏を突く絶妙なショートパントキックを蹴ると、そのキックに反応したWTB櫻井がキャッチ。そのままゴールに走り込んで左隅にトライ。16対29と点差は更に縮まった。
25分にはFL神白が空中戦で見事にボールをキャッチ。空中戦でのボール確保に可能性を示してくれた神白のはつらつとしたプレーにスタンドのBBBファンも元気を取り戻してきた。
その矢先27分にペナルティゴールを決められダブルスコアとなる16対32。残り10分反撃はここまでか。この日も再三にわたり激しいタックルと鋭いアタックでチームを牽引したSO加瀬に代わりCTB大松が投入される。CTB阪元はSOに回る。
そして33分、SO阪元とCTB大松が相手ディフェンス強行突破。最後はNO8ロトゥが最終ラインを突き破りゴール下ど真ん中にボールを持ち込んだ。SH山中のコンバージョンキックも決まり23対32の9点差。残された時間は少ないものの相手の背中がかすかに見えてきた。
一気に点差を詰めることを期待するもその2分後、トヨタに右中間に持ち込まれ、ため息のトライ。一見簡単な距離のコンバージョンキックをキックの名手廣瀬が外し23対37。17点差とはならず2トライ2ゴールで追いつく14点差に留まる。 |
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時計の針は39分。残り時間は無い。
一旦は試合終了を示すホーンが会場に鳴り響く。それでも試合は続く。BBBゴール前での攻防。
残り1プレーで試合終了は間違いない。自陣ゴール前5M付近で相手が反則。NO8ロトゥがペナルティのポイントから自ら強引に縦突進。敵陣まで繋がれたボールをフォローしたFL神白が俊足を飛ばし前進すると最後はWTB勝俣が右隅に飛び込んで後半4トライ目となる貴重なトライ。
自陣ゴール前からトライを奪い取った執念のプレーを目の当たりにしたスタンドの応援団は感極まる。
この時点でボーナスポイント1点獲得。
点数は28対37の9点差。
この日残された唯一のプレーはSH山中のコンバージョンキック。入れば7点差以内となり更にボーナス点1点が追加される。ほぼタッチライン付近にプレースされた難しい角度からの距離あるゴールキック。キックの神様でも成功の可能性は低いに違いない。
BBBファンが固唾を呑んで見守る中、SH山中の右足から蹴り出されたボールは綺麗な弧を描いてゴールポストへと吸い込まれていく。タッチジャッジの両旗が勢い良く上がり結果7点差の30対37で試合終了。 |
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BBBはトヨタから4トライを奪いボーナスポイント1点と、7点差のボーナスポイント1点の計2点の勝点を獲得。
負けはしたもの勝点2は引き分けと同等の価値がある。
最後の1チャンスで勝点0を勝点2へすり替えた選手達の執念のプレー。
我を忘れて声援を送ったBBBファンの声はガラガラに嗄れていた。
第三節を終了し未だ初勝利は掴めないが、IBM旋風吹き荒れる・・・
そんな記事が誌面を賑わす日が待ち遠しい。 |
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