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TOP LEAGUE 観戦記
 
 
ビッグブルー対ブルース 青色対決で待ちに待った初勝利!

ジャパンラグビートップリーグ第五節。早いもので師走に突入。
周りは年度末に向けてピリピリした雰囲気が覆う。結果を出したい気持ちはBBBも同じ。
BBBは12月をBBB-Monthにしなければ後がない。この2週間は選手もスタッフも張り詰めた雰囲気の中で練習を重ねてきた。11月までにトップリーグは全13節の4節を消化、未勝利の3チームが下位を占める。BBBは0勝4敗(勝点3)の12位。クボタ(勝点2)13位、三菱重工相模原(勝点0)14位と続く。

12月を迎えた今日の対戦相手は福岡サニックスブルース。これまで2勝2敗(勝点8)と5分の成績で9位。前節ヤマハを7対5の僅差で破り波乱の風を呼び起こしたことは記憶に新しい。
サントリーに土をつけたコカ・コーラを初戦で破ったのも堅実なディフェンスの成果。サニックスが絶対の自信を持つこのディフェンス網を突き破らない限りBBBに勝機は無い。接点での早い仕掛けを意識しての選択かFWは安江がHO・高弟が右FLでスタメン。BKは徳永がCTBで今シーズン初登場。また、三洋電機戦で途中出場ながら司令塔として存在感をアピールした道廣が右WTBに入った。

BBBとサニックスの昨シーズンの対戦は、BBBが前半17対7の10点リードで折り返すも、後半はサニックスに21点返され0封。結果17対28の11点差で叩き潰された相手。前半・後半で別チームの如く戦う姿は今年も影を引く。前節試合後の記者会見で安藤HCの言葉にもあったように80分間を通して自分達のプレーを続けることがBBBの課題。

12時サニックスのキックオフで試合開始。

開始早々ゴール前に迫られるも敵ボールを奪い返し敵陣に入る。
4分、FLギルブライドがジャッカルを成功させ相手ボールを奪う。そのボールをNO8フィリピーネが持ち込みCTB阪元に繋ぎ前進。再度NO8フィリピーネがフォローして最後はSO加瀬がゴールラインを突破して左中間にトライし5点を先制。いきなりのトライに観客席も盛り上がる。イージーな角度に見えたコンバージョンキックをキックの名手SH山中が外す。嫌な雰囲気の中、サニックスのキックオフで試合再開。

自陣ゴール前、ボールの処理にもたつきタッチに蹴り出そうとしたところをチャージされてそのままトライを奪われる。ゴールも決められわずか1分で逆転。9分にはタッチキックを蹴り出せずゴール前でタッチに押し出される。当然ながらこれまで2勝をあげているサニックスのプレッシャーはきつい。

自陣ゴール前のラインアウトから、サニックスFWにモールを押し込まれ最後は元BBBの鄭にグランディングされトライを許す。一気に5対12の7点差。このままズルズルと行ってしまうのか。
BBBも何度か攻め込むもノックオンの繰り返しでチャンスを潰す。ピンチでゲームを切るためのタッチキックはことごとくノータッチを繰り返す。劣勢の中、再び相手に攻撃のチャンスを与えてしまう。休む間も無くディフェンスに奔走する選手達の疲労が心配となる。

サニックスもBBBゴール前に攻め込むも反則やノックオンの繰り返しで自らチャンスを潰し7点差を広げられない。 大味な試合展開で共に決め手が無いまま時間が過ぎる。
39分BBBが自陣ゴール前で反則。ペナルティゴールが決まれば10点差。相手FBが蹴りだしたボールは最後の最後でスライス。ぎりぎりゴールポストの右外側をかすめて通過。失敗!10点差とならずほっと胸をなでおろす。前半は何とか1トライ1ゴールで追いつく5対12の7点差のまま終了。後半は別チームの如く戦ってくれることを祈り10分間の休憩に入った。

 
 
 

BBBのキックオフで後半開始。

3分FLギルブライドのサイド突破に、勢い良く走りこんだHO安江にショートパス。相手ディフェンスを突き破りあっという間のトライ。このコンバージョンキックはSH山中がきっちり決めて幸先よく12対12と同点に追いついた。8分には相手反則からSH山中がPGを決めて15対12と前半4分以来となる久々のリード。

13分同点に追いつかれる可能性のあった相手PGは今度はゴールポスト左外側を通過して失敗。BBBは運とツキをも味方にして戦う。

圧巻は18分。
SO加瀬がハイパント攻撃。高く蹴り上げたボールを自らが追って真っ直ぐ詰める。相手選手がボールをチャッチした瞬間、加瀬の激しいタックルが相手選手に突き刺さる。この身体を張ったプレーで相手の動きを封鎖。ルーズボールを奪うとCTB阪元NO8フィリピーネとボールを繋ぎ最後はWTB勝俣が左中間に飛び込んでトライ。1トライ1ゴールでは追いつかない8点差の20対12とした。

後半はタッチキックもきっちりサイドラインを割り、場面ごとの悪い流れを断ち切ってピンチをしのぐ。凡ミスも無くなりアタックもディフェンスもリズムを取り戻す。
27分には敵陣でのPGをFB高が決めて23対12の11点差とした。サニックスは次々と選手を入れ替えて反撃を試みる。外国人選手を基点として縦に縦に攻めるも今日もBBBのディフェンスには隙がない。電光掲示板の時計は刻々と時を刻む。サニックスが攻撃の主導権を握っているのは見ていて明らかながらBBBはゴール前へ攻め込ませない。

今シーズンからタイムキーパー制が導入されており試合時間と残り時間は明白。終了間際久々にBBBがハーフウェイ辺りでボールを確保。もう1トライ奪うと4トライとなりボーナスポイント1点が追加される。インターセプトされて7点奪われようとBBBが負ける可能性は皆無の時間となった。何とか攻めて欲しいと願うも試合終了のホーンが鳴り止むと試合を切るためにボールをタッチへと蹴り出した。レフリーのノーサイドの笛が鳴り響く。BBBの選手とサポーターは5試合目での初勝利に沸き立った。

 
 
 

後半は相手を0封して昨年の借りを返したBBB。12月をBBB-Monthにするための第一歩を勢い良く踏み出した。

攻守にチームを引っ張ったNO8フィリピーネとひたむきなプレーでボールに絡むFLギルブライドの姿が輝いて頼もしく見えた。一方で、前半の戦い方や終了間際のトライを狙いに行かない消極的なプレーにはため息。

勝点で順位が決まるトップリーグ。
1点でも勝点を積み上げる意識を選手全員が持って次節以降を戦って欲しい。今年のトップリーグはトップから下位までのチーム力は紙一重。一つでも勝星を多く重ねられたチームのみが生き残る。

試合終了後、アフターマッチファンクションが開催された。選手達とBBBサポーターの交流は会場のあちらこちらで繰り広げられ、1勝をプレゼントしてくれた選手の労をねぎらった。

前半の戦いでは、暗いファンクションになるのではないかとやきもきしたが、きっちり結果を出して、盛り上がったファンクションにしてくれた選手達に感謝したい。

 
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