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TOP LEAGUE 観戦記
 
 
コカ・コーラ戦、後半攻め切れず白星逃す

ジャパンラグビートップリーグは全13節の中間点となる第7節を迎えた。BBBはコカ・コーラウエストレッドスパークス(以下、CCWRS)に挑む。
CCWRSは2006年BBBと同時にトップリーグに昇格すると、いきなり4勝をあげてトップリーグで存在感を示す。今シーズンも第6節終了時点で2勝4敗(勝点9)の8位。圧巻は第3節サントリー戦での逆転勝利。誰もがCCWRSの勝利に驚嘆した。前節も神戸製綱を後半追い詰めるも一歩及ばす敗戦。昨年より更に進化して今日に臨む。

BBBは前節、昨シーズン最後の1プレーを継続しドローに持ち込めたヤマハとの対戦。前半は12対15と拮抗するも後半は攻撃のきっかけすらつかめずに17対39での完敗。
高主将は試合後の会見でBBBの試合内容をラグビーファン・ヤマハサポーター・対戦相手のヤマハに詫びた。この会見を選手達がどの様に捉え、どの様に応えるか。
大松は後半早々に途中出場するも途中交代、自身納得のいくプレーが何一つ出来ず、ラグビー人生最悪の試合と、唇を血の味がするほどに噛みしめた。
道廣はトライゲッターの役割を強いられるWTBで出場するも、未だトライシーンに絡めず、ノートライの自分を精神的に追い詰めた。
ヤマハ戦から一週間、ベテランも新人も選手達は様々な悔しさをバネに練習を重ね、今日のCCWRS戦での雪辱を誓った。

12月16日の長崎県かきどまり陸上競技場は雲ひとつ無い快晴で選手を待ちうける。高台に位置するグランドの風は気まぐれに風向きを変える。観客席はCCWRSの地元福岡に近い赤色が目立つものの青色も負けてはいない。遠路足を運んでいただいたサポーターが多数席を埋めてくれて選手達を後押しする力となった。

 
 
 

12:00、BBBのキックオフで試合開始。FW陣が鋭い出足でプレッシャーをかける。プレッシャーの連続にCCWRSはタッチにボールを蹴り出すのが精一杯の防戦。
攻撃の主導権はどう見てもBBB。敵陣ゴール前15M付近でのBBBスクラム。BKが右に左にライン攻撃を仕掛ける。最後落球しチャンスを潰すも敵陣に留まり更にプレッシャーをかけ続ける。

5分、敵陣22M付近ラインアウトで綺麗にボールをキャッチするとドライビングモールで前進。
これまで余り見ることの出来なかったラインアウトを核とした攻撃が久しぶりに復活した。
7分綺麗に右側にBKラインが出来て、SO加瀬にボールが渡る。ラインにボールを回すかと思いきや右奥にキックパス。WTB道廣が左奥から飛んで来るボールに、はかった様に真っ直ぐに距離を詰める。ジャストにボールをキャッチするとそのままの勢いでCCWRSゴール右隅に飛び込み先制トライ。WTBとしての初仕事を大事な場面で成し遂げた。難しい位置でのコンバージョンキックもSH山中が決めて7点を先取。観客席は一気にボルテージがあがる。

CCWRSのリスタートもBBBのFWがきっちりマイボールを確保してタッチにボールを蹴りだした。当たり前のプレーながら、なかなかセットプレーが安定していなかった
過去の試合を考えるときっちりと修正してきたことがうかがえる。一旦自陣に押し込められた11分にBBBがハンドの反則を犯しペナルティゴールを決められて7対3。

風上のCCWRSはキックを多用して攻撃を仕掛けるもミスキックやBBBの反撃を喰らい効果的な攻撃に発展しない。逆にBBBはほとんどの時間をCCWRS陣で過ごし連続攻撃を仕掛け続ける。仕掛け続けるもCCWRSのディフェンスは固くゴールラインを割ることが出来ない。
攻めても攻めても点数は動かず時間が過ぎる。あっという間に40分経過。試合終了のホーンが会場に鳴り響いた後、相手の反則からBBBはペナルティキックを選択。SH山中がきっちり決めて3点追加。前半は10対3で終了した。

 
 
 
 

後半はCCWRSのキックオフで試合開始。
CCWRSは前半キックを中心に攻撃を組み立てるも、後半はFW戦にこだわって反撃の糸口をつかみにかかる。
ゴール前ペナルティを得てもスクラムを選択し続ける。BBBは自陣ゴール前付近でのディフェンスが続く。防戦一方ながらぎりぎりのところでゴールは割らせない。CCWRSは得意なスクラムにこだわり続け持久戦に持ち込む。派手な点取り合戦ではなく1点リードするための戦い。

派手な動きは無いにもかかわらず時間だけは刻々と経過。
25分自陣ゴール近くでBBBが反則。スクラム選択と思いきやペナルティゴールを狙う。1トライ1ゴールでも同点の7点差を1トライの5点で逆転できる圏内に迫ってくる。
綺麗に決められ10対6。4点差となるも自陣ゴール前の釘付け状態から開放されたことにほっとした。この仕切りなおしのリスタートで流れを変えてくれることを願う。

前半の様な敵陣での戦いを取り戻してくれることを願うもCCWRSは風下から陣地の前進を重ねてはBBB陣に舞い戻る。またもやCCWRSはスクラムにこだわる。
自陣ゴール前のスクラムではレフリーからBBB第一列が何度か注意を受けてのスクラムが続く。
見た目では次にBBBがコラプシング(故意にスクラムを落とす)の反則を犯せば認定トライを宣告されてもおかしくないような状態か。
CCWRSにとってはいくら時間が経過しようと5点で十分。BBBの自滅を待つ戦法。
それでも耐え続けた37分、FWにこだわり続けたCCWRSがゴール前でのスクラムに全てをかける。LOも軽量選手から重量選手に交代。

FWが真っ直ぐ押し込まれた一瞬の隙を相手NO8がゴールラインをぶち破って逆転となるトライ。
コンバージョンキックも決められ、とうとう4点リードが3点ビハインドとなった。残り数分、逆転だけを信じて試合を見守る。
無常にも40分の終了の合図が会場に鳴り響く。ゲームが切れれば全てが終わる。選手も最後の逆転を信じて必死にボールを繋ぎ敵陣に迫る。
BBBはラックを起点に連続攻撃を重ね敵陣に攻め入るも万事休す。レフリーのノーサイドの笛が試合終了を告げた。

 
 
 
 

12月の全4試合の3試合が終了し、これまで1勝2敗で勝点5を獲得。いよいよ今年の最終戦は来週24日NECとの千葉ダービー。
出来るものならば必死で戦い続ける選手達に勝利のクリスマスプレゼントをしてあげたい。

 
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