トップリーグ第8節、三連休最終日となる12月24日にBBBは年内トップリーグを締めくくる試合を迎えた。週末崩れた天気も回復し絶好の試合コンディションとなった。 クリスマス・イブの試合、ホームゲームとして盛り上げたいBBBは部のスタッフ、サポーターズクラブスタッフが中心となり協会や対戦相手のNECと協力して様々な催し物を企画。 試合会場のフクダ電子アリーナはジェフユナイテッド市原・千葉のホームスタジアム。球技専用グラウンドで選手たちのプレーも身近に感じられる絶好のグラウンド。 13時の試合開始まで、地域のラグビースクールの試合やキッズチアの可愛いダンス、生バンド演奏、ラインアウトのリフティング体験が行われると、オーロラビジョンではロイヤルボックス観戦券やグッズなどが当たる抽選が同時並行的に実施さるなど、スタジアムの雰囲気を盛り上げた。 また、BBBファンクラブのプロモーションビデオに大島・山中らが出演しその一部が会場の大画面で何度も流され同僚達の笑いを誘った。
千葉ダービーとなったこの試合。BBBは千葉県我孫子市に本拠地に置くNECとの対戦。NECは開幕戦こそ神戸製鋼に敗れたものの以降の試合は全勝。 第7節終了時点で三洋電機・サントリーに次いでトップリーグ第3位に位置しTOPを窺う。 BBBは1勝6敗(勝点8)の12位。団子状態の下位グループから脱出を窺う。好ゲームを期待するもNECとの過去2戦は完敗。接戦の糸口すらつかめなかったのが現実。 NECのFWを盾とした余裕ある球出しから司令塔ヤコが自在にボールを操る攻撃パターンを如何にして打ち破れるかが課題。 トップリーグ公式HPでは、「ディフェンスに定評がある両チームのため、ロースコアな試合展開が予想されるが、日本IBMには、WTB勝俣、NECには、SOヤコというトライランキングの上位に名を連ねる選手もいる。観客を魅了する素晴らしいトライも楽しみ。」と紹介。BBBはこの言葉通りの試合展開に持ち込めるのか実力が試される。
13時にNECのキックオフで試合開始。上空を舞う強風の影響かいきなりFWが処理ミスし相手FWにボールを奪われる。 相手の右FLラトゥが弾丸のようにBBBディフェンスを突破しにかかる。 ヤマハ戦キックオフ15秒で許した先制トライの悪夢が一瞬脳裏を過ぎるも、BBBは低いハードタックルを面で繰り出しピンチから逃れる。 立ち上がり攻撃の主体はNEC。BBBは耐えて耐えて防戦主体。数少ない攻撃のチャンスから大事にボールを繋ぎ敵陣へと入り込み逆襲を試みる。 16分、自陣から一気に敵陣に入り連続攻撃。敵陣ゴール前の鋭いアタックで相手の反則を誘うとSH山中が自慢の右足でペナルティゴールを決めてBBBが3点先取。 リスタートのボールは今度はFWがきっちり確保してショートパスを繋ぎハーフライン付近まで押し戻して反撃。 19分、またもや敵陣でNECが反則。再びSH山中がきっちり決めて6対0。 NECはFLラトゥが最前線で暴れまくりSOヤコが右に左にBKラインを動かしてBBBのディフェンス網を破りにかかるがBBBはしぶとく守り抜く。 攻撃のリズムをBBBのディフェンスによって狂わされたのかNECに細かなミスが続く。 それでも持ち前の強力FWが自陣ゴール前で執拗な攻撃を重ねてBBBゴールラインに迫る。 いつゴールラインを破られてもおかしくない展開が続き、観客席ではピンチの悲鳴とチャンスの声援が重なり合う。 選手の気迫のこもったプレーを青のBBBサポーターの声援が更に後押し。数分間続いたBBBゴール前の攻防はBBBディフェンスに軍配があがりNEC陣へと押し返した。 35分、相手キックを最後尾で待ち構えていたFB高主将がキャッチ。自陣から敵陣へ切れ味鋭いステップで相手ディフェンスを突破して前進。 FLギルブライドがフォローし敵陣ゴール前に迫る。ラックからの連続攻撃から左に走り込んだCTB徳永がNECディフェンスを突き破ってゴール左隅にトライ。 難しい位置からのコンバージョンキックは惜しくも外れたものの11対0とBBBが点差を広げた。まさかの展開に呆然とするNECサポーター。 対照的にBBBサポーターは初めて目にする目の前の光景に興奮状態。寒さも手伝ってなのか体は鳥肌が立ち身震いする。前半はそのまま11対0で終了。 スタジアムに吹き荒れる強風と同様に波乱の風が吹き荒れる事を期待して後半開始を待った。
BBBのキックオフで後半開始。前半40分に引き続き後半40分も気持ちを維持できるのか。BBBにとっては真価が問われる戦いが始まった。 先制したのはまたもやBBB。4分、敵陣10M付近で相手が反則。ゴール真正面ながら40Mの距離あるペナルティゴールをSH山中が決めた。 これで2トライ2ゴール差の14点差。NECも徐々に目覚める。 それまではBBBの気迫のこもったディフェンスによって決定的なチャンスを作り出せなかったがSOヤコを起点に、より一層攻撃の力強さを増幅させて攻め立ててきた。 14分、NECが連続攻撃からこの日初得点となるトライを奪う。ゴールも決まり14対7。 23分、自陣22M付近からモールを押し込まれてトライを許すと試合は振り出しとなる14対14。 29分、自陣ゴール前で相手プレッシャーを受けながらタッチキックを狙うもボールはタッチラインを割らずにNECが自陣から反撃。最後はSOヤコにゴールを割られて14対21。 残り時間10分で息を吹き返したNEC。逆転されたもののまだまだチャンスはあるBBB。 それぞれのチームの想いが交錯するもお互い決定的チャンスに繋がらず時計は時を刻み続ける。 BBBは3本のトライを重ねられたものの、気持ち的に切れることなく攻守に身体を張って同点の機会を窺う。 そして、後半40分の終わりを告げるホーンがスタジアムに鳴り響くと、それに呼応してレフェリーがノーサイドのホイッスル。 これまでは全く歯の立たなかったNECに惜しくも破れたが7点差の勝点1を獲得。 NECは勝利の勝点4に4トライのボーナスポイントは付加できなかったもののリーグ戦2位に浮上。