12時55分、後半から相手FBに入った元BBBのミラーのキックオフで試合再開。
集散で勝るFW陣の踏ん張りで九州電力に主導権は渡さない。
FWから供給されるボールをSO加瀬が絶妙のタッチキックを繰り返して敵陣ゴール前へと封じ込める。先制点を期待するも、これ以上は離されたくない九州電力も必死。ゴール前のピンチをしのぎ形勢を立て直すとBBB陣へと攻め入る。
7分、自陣ゴール前中央付近でBBBが反則を犯すとペナルティゴールを決められて19対10の9点差。逆転に向けてエンジンがかかってきた九州電力の応援も熱くなる。後半の巻き返しを期待した九州電力サポーターの歓声を悲鳴に変えたのはまたもやBBB。2分後の9分、連続攻撃で敵陣へと迫り最後はフォローについたLO佐藤が右隅にこの日4本目となるトライを奪う。この時点でBBBはボーナスポイント1点を獲得。
このトライで2トライ2ゴール差の14点差。今すぐ試合終了を迎えて欲しい気持ちになるも、まだ30分もの時間が残る。相手はバックスのライン攻撃で勝機を狙う。
FBミラーにボールを集めてトライチャンスをうかがうも、BBBはゲインラインを割らせずに食い止める。FB同士の勝負でもミラーのアタックより高主将のタックルが勝る。残り20分。両チームの攻防は激しさを増す。自陣22M付近でFB高主将と相手選手と激突。鈍くて重い激突音はスタンドまで伝わり、両者ともにグラウンドに崩れ落ちる。
数分後、先に立ち上がったのは相手選手。頭を打ったのか高主将は立ち上がらない。BBBサポーターに緊張が走る。チームの要、高主将がいない試合は見当すらつかない。
しばらくすると、皆の祈りが通じたのか何とか立ち上がりプレーに復帰。これにはほっと一安心。直後のペナルティからのタッチキックは自身できっちり距離を稼いで蹴り出した。
本人は記憶も無いまま、ただ本能だけでラグビーをしているに違いない。
23分、SO加瀬が退きWTB道廣がSOへ回る。道廣は三洋電機戦同様にきっちりSOとしてのゲームメイキングをこなす。FLに入った神白もラインアウトとプレッシャー・ディフェンスで存在感を示す。29分敵陣ゴール前、ゴール前から攻撃を仕掛けようとする相手BK陣がボールを回すもBBBのプレッシャーに堪らずノックオン。
自ら掴んだチャンスからNO8ロトゥSH山中LO佐藤と繋ぎ最後はFB高主将がゴール右隅に飛び込んだ。難しい位置のコンバージョンキックもSH山中が決めて31対10。このトライとゴールで緊張感が切れた九州電力は、単発の攻撃を繰り返すもことごとくBBBディフェンスに潰される。
39分には、左ライン攻撃にFB高主将がライン参加し相手ディフェンスを引き付けてWTB勝俣にラストパス。WTB勝俣がライン際を激走してダメ押しのトライを奪う。
結果、36対10でBBBが完勝。今シーズン初の勝点5を獲得し勝点を14とした。
第9節が終了した時点で勝点14はBBBを含め3チーム。勝点が並んだ場合は、得失点差で順位が決定する。
勝利を決定的なものとした後でも手を緩める事の無い勝利への執念が得失点差という形で他の2チームを上回った結果、混戦ながら順位も9位に浮上した。 |