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TOP LEAGUE 観戦記
 
 
夏季プレシーズンマッチ 対九州電力キューデンヴォルテクス(以下、九州電力)

春季オープン戦結果を告げる九州電力公式ホームページでは毎週の如く辛口コメントが続いた。
春季オープン戦最終戦となった6月14日東芝戦では「夏で鍛え上げて進化を遂げよう」と締めくくられた。
7月19日から苫小牧で9日間の夏合宿。一旦福岡に戻って練習を重ね、8月8日からは北見で二次合宿。
夏季オープン戦としては8月30日の開幕直前まで5試合を組む。
北見合宿では三菱、NTTと練習試合、その後4日間練習をこなし、北見から千葉に移動してIBM戦が3戦目。
北海道から猛暑の千葉に移動して体力のみならず精神力をも鍛え直す。
IBMは7月25日から網走合宿を開始。コカ・コーラ、近鉄と練習試合を行い、まずまずの結果を残してきた。
7月31日から3日間は強豪ヤマハに胸を借りての合同練習。
残念ながら締めの40分3本マッチでは完敗。8月11日から全体練習を再開して今日の九州電力戦を迎えた。

3週間後の9月6日(土)にはいよいよ今シーズンのトップリーグが開幕する。
開幕に向けて準備は整ってきたのか興味が尽きない中、12時に試合が始まった。
開始10分間はジャブの応酬が続き右に左にポイントが変わるも11分に九州電力が先制のトライ。
17分、敵陣ゴール前で九州電力が反則。ペナルティゴールを選択してIBMが3点を返し3対7。
この試合IBMは本番を意識した試合方針なのか相手ゴール前付近ペナルティでは3点を狙いに行く。
24分IBMが九州電力ゴール前に迫るも、ゴール前から逆襲のトライを喰らって3対14。
逆転するかと期待したところを逆に突き放されてがっくりとした。
32分、漸くIBMに決定的なチャンス。
左WTB勝俣がゴール前に切り込むとフォローしたCTB大松が九州電力インゴール左隅に飛び込む。
遠くからはトライに見えたが無情にもノックオンのホイッスルでチャンスを逃す。
(試合後、本人いわく、「あれは絶対トライっすよ!」IMAGE 25、26 OF 82 見ると微妙・・・)
それでも5分後、SOマイクが左に動いたところをCTB大松がクロスに切り込み相手ディフェンスをかわして 先程の汚名挽回のトライ。コンバージョンキックも決まって10対14。
追いすがるも終了間際に再び九州電力に連続攻撃からトライを奪われて前半は10対19で終了した。
元気が無いのは明らかにIBM。選手間の指示の声すら聞こえてこない。
声が無いのが原因か、チャンスでの連携不足や気持ちの伝わってこないプレーが特に目立った。
九州電力はFW陣が確保したボールをSO斉藤、CTBのグレイとアトキンソンが攻撃の軸となりチャンスを作る。
FWが接点で踏ん張りボール確保し、BKがスピードを生かして攻める形はクボタの攻撃パターンを思わせる。
IBMはFWが踏ん張りボール支配率を高めなければ後半は面白いようにやられてしまうに違いない。

後半もIBMは前半以上にミスや単発的な攻撃が目立つ。
相手ディフェンス網を突き破りチャンスを作るも連携が悪くトライまでは結びつかない。
ここぞという時のノックオン。
ルーズボールへの反応も相手よりワンテンポ遅くことごとくボール支配されてしまう。
こんなプレーの繰り返しで勝てる訳が無い。
遠路八千代台まで足を運んでいただいた数多くのサポーターの方々からも「何やってるんだ」という声が聞こえる。
チームの要である高兄弟・NO8ロトゥ・CTBロイといった選手を欠いているのが原因なのか、IBMのプレーには 覇気が感じられない。「何やってるんだ」という声が聞こえてくるのも当然にしか思えない。
そんな中でもIBMはジェイクや第一列の田邊・安江・山口らがしつこくしつこくボールに絡み続け何とか試合を形作る。
一方的な試合展開になりかけそうなところを踏み留まらせた。
途中大松に替わりCTBに入った重見が九州電力ディフェンスを突き破ってゴールど真ん中にトライを奪い27対38と 点数を詰める。昨シーズン前半スタメンを張った男が元気にアピールした。(IMAGE 52 、53 OF 82)
せめて後半は相手に点数で勝って欲しいと願う。願いが通じたのか終了間際、一人が抜け出し九州電力ゴール前に 迫るもフォローが続かず万事休す。期待むなしくそのまま27対38で終了した。

40分ハーフ3本目、スコールに見舞われ、時より吹き抜ける爽やかな風が心地良い。
IBMは開始3分、相手ハイパント攻撃にまたもや個人として組織として反応できずバウンドしたボールを支配されて 九州電力に先制トライを許す。7分にも再び九州電力がトライ。あっという間に0対12。
途中テビタに替わってNO8ロトゥが調整兼ねて登場。自ら2本トライを返して10対12。
収穫は久しぶりに勇姿を見せてくれたマヘ。一ヶ月前と比べても身体が絞り込まれてきているのがはっきりわかる。
瞬間瞬間の破壊力は凄まじく、観客を驚嘆させた強烈なタックルは相手選手を暫くグラウンドに沈めた。
SO加瀬やWTB櫻井も元気な姿を見せたものの2点差はひっくり返せず、今日の3本勝負は全負けで終了した。

23日(土)に三菱重工相模原と最後のプレシーズンマッチ。そして9月6日のサニックスとの開幕戦。
開幕まで残された時間は僅か。最後のお願いは二つ。怪我をせずにベストな状態で開幕戦を迎えて欲しい、そして、開幕戦は覇気あるプレーでラグビーファンとIBMサポーターを魅了して欲しい。

 
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